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転写フィルムを貼る“自分でカス取りを希望”の方は「転写フィルム」を自分で貼る事になるので、その貼り方を説明致します

■用意する道具
スキージ(無ければ代替品)・スキージに巻くフェルト(代替品としてクッキングペーパー)・ハサミ(カッター&カッターマット)

①納品時の状態

“自分でカス取りを希望”された場合、この様な状態で届きます。
自分でカス取りをすると、シート価格が安くなったり、加算対象が掛からなかったりします。
また製作困難でこちらでお断りを入れたデザインでも、自分でやってみたい方におススメです。
カス取り確認の為、カス取りできるか(剥げるか)一部分こちらで剥がしてあることがあります。(複数枚の場合は1枚)
※マスキングシートはカス取り確認をしません。(カス取りで剥がした部分も使用するお客様が多い為)
必要であれば、カス取り用のアートナイフやスキージも販売していますので同梱できます。
カッティングシートはカット線が入った状態、転写フィルムはカッティングシートよりも少し大きめのサイズで同梱になります。

①納品時の状態

②自分でカス取りをする

「カス取り」はステッカーデザインの不要な部分を取り除き、必要な部分を残していきます。
カス取りが容易なカッティングシートを使用しており、作業自体は簡単です。
カス取りは自分のやりやすい所から初めて下さい。
取り除いたシートの裏面は糊になっていますので、他の部分にくっ付いて持っていかれない様にご注意下さい。

②自分でカス取りをする

③転写フィルムの離型紙(黄色い紙)の端を折る

カス取り作業が終わったらいよいよカッティングシートに透明な転写フィルムを貼ります。
これを貼る事によって、カス取りでそれぞれ独立している部分が転写フィルム側にくっ付き、カッティングステッカーとして貼る時簡単に貼れます。
転写フィルムを貼る時、ステッカーサイズが大きくなるほど難易度が上がり、慣れるまではたわみや失敗する可能性があります。
※たわんだ場合、“✅スキージを掛けてる最中にたわみが発生した時”の対処法が一番最後に掲載されています。
透明な転写フィルムは「離型紙」という黄色い紙の上に付いています。
離型紙の表面はツルツルで「シリコーン塗布」されています。(カッティングシートの台紙も一緒です)
シリコーン塗布によって転写フィルムは簡単に剥がれます。(ちなみに“シリコーン”と“シリコン”は別物です)
まず離型紙の端を折り、転写フィルムを少しだけ出します。

④離型紙(黄色い紙)の端を折る

④転写フィルムのセッティング

端を折って少しだけ出した転写フィルムを作業台とカッティングシートに、くっ付けます。
作業台にくっつけるのはスキージを掛ける時と離型紙を捲っていく時に転写フィルムの端が離れないようにする為とカッティングシートがずれないように固定する為です。
最初に作業台にだけ転写フィルムを付けて、転写フィルムがステッカーデザイン全体を転写フィルムが覆っているか確認します。
曲がっていたら剥がして全体を覆うように位置を調整します。

⑤転写フィルムのセッティング

⑤転写フィルムの端部分にスキージを掛ける

カッティングシート全体を覆うように転写フィルムが付くようなら、カッティングシートの端部分にも転写フィルムを付けます。
作業台とカッティングシートの両方に転写フィルムを付けたら、中央から空気を抜くようにスキージを掛けます。
転写フィルムの出した部分(糊面)が足りないのであれば、必要分離型紙から剥がしてみて下さい。

⑥転写フィルムの端部分にスキージを掛ける

⑥転写フィルム全体にスキージを掛ける

ここから両手で同時進行の作業になりますが、折り目の付いた離型紙を必要な分だけ捲っていき、同時にスキージを掛けていきます。
小さいステッカー(20㎠程度)であれば、転写フィルムから離型紙を全体を剥いでも構いません。
スキージ幅(10㎝)で足りるステッカーは真っすぐ掛け、スキージ幅を超えるステッカーは60℃位のV字(サイズによる)に掛けていきます。
スキージ掛けの角度は30°位が力も均一に掛かり作業もしやすくなります。
転写フィルムとカッティングステッカーの間の空気を抜くように意識し、抜けきるまでスキージ掛けして下さい。

⑦転写フィルム全体にスキージを掛ける

⑦余った転写フィルムをカットして作業完了

転写フィルムを貼り終わったら、カッティングステッカーの不要な部分をハサミorカッターでカットして作業完了です。
すぐに貼らない場合、徐々に転写フィルムとステッカーの間に空気が入ったりたわみが発生する場合があります。
保管する場合は高温多湿は避け、転写フィルム側を下にして上から重石をして空気が入りにくい様にして下さい。

⑧ガラス隅に貼る作業完了

✅スキージを掛けてる最中にたわみが発生した時

たわみの原因は「離型紙を剥がしすぎている」「スキージ掛けの圧力が均一ではない」「スキージを掛けてない部分があった」「スキージやフェルトの先がガタガタしている」「最初の端の固定でたわみが生じている」など様々な理由があります。
まずスキージを掛けるのを止め、たわみの生じている部分を確認します。
転写フィルムを剥がせるようならたわみが生じていない部分まで戻して剥がし、再度スキージを掛けます。
転写フィルムにカッティングシートがくっ付いてくる状態であれば、くっ付いてくるカッティングシートを作業台に押し付けながら転写フィルムをなるべく180度になるようにゆっくり剥がします。
それでも剥がれない場合、霧吹きを少量吹きかけてカッティングシートと転写フィルムの間に掛け、転写フィルムから剥がれやすくして元の状態に戻します。
※霧吹きの中身は剥がれやすさの度合いで「水<洗剤入り水」で対応してみて下さい。
アルコールは剥がす時に強力ですが、転写フィルムやカッティングシートの糊まで溶かしてしまう場合がありますのでご注意下さい。

転写フィルムがたわんだ状態

転写フィルムからステッカーが剥がれにくい場合は水を掛けて剥がしやすくする

転写フィルムを剥がした後たわんだステッカーを綺麗に戻したわんだ転写フィルムを貼り直して完了

注意事項

作業台は綺麗にし、カッティングシートにゴミが付着していないか確認して下さい。
カッティングシートより転写フィルムが小さくて全体が入らない場合は、作業せずにご連絡下さい。
“自分でカス取りを希望”で転写フィルムを貼る時の失敗は補償に入りませんのでご了承ください。
水を使用してたわみを直した場合、完全に乾くまでステッカーを貼らないで下さい。